Nutanixクラスタにノードを追加する
はじめに/本記事の概要
Dell社のNutanix専用ノードを利用して、
Nutanix環境のノード追加を試す
環境情報
既存クラスタ:3ノードクラスタ、AOS 6.5.5.7
追加クラスタ:HW構成とバージョンが既存と同じ。イメージング済み
端末含め、IPアドレスはすべて同一サブネット。VLANはなし。
ノード追加ウィザーの入力
HomeからSettingsを選択
イメージング済みのノードが自動的に検知されてくる。(自動検知用のネットワーク要件あり)
検知されてこない場合はスイッチ側のMulticastやSnoopingの設定に問題がある可能性がある。
トラブルシューティングが必要な場合は以下のKBやドキュメントを参照する
Cannot
Create Cluster or Add Nodes to Existing Cluster (nutanix.com)
Network
Design Requirements and Recommendations (nutanix.com)
Physical
Networking Best Practices Checklist (nutanix.com)
環境が自動検出に対応していない場合は、CVM IPを指定することで手動検知することも可能。
自動検知されたノードをチェックするとイメージング時に指定したIPアドレス情報(IPMI、Host、CVM)を拾ってくる
IPv6 IPは指定せずにNextで先に進む。
次にノードタイプを指定する(HCI or Storage )
次のHost Networkingだが、以下の問題に遭遇した
この問題は以下のKBで対処できる
今回はノード追加前であるため、KB内のOption1で実施する。
エラー自体の回避策ではなく、手動でネットワーク構成を確認し、クラスタ側と同一構成であることを確認したらSkipにて回避せよ、とのことだった。
KB内のコマンドで確認したところ、デフォルトのままでクラスタ側の構成と一致していた。
本質的な原因や対処について記載がないのは気持ちが悪いがいったんは上記で進めた。
Configure Hostで以下のメッセージが出た。
AOSバージョンは合わせているが、KVMのバージョンが異なる旨のメッセージである
コマンド(uname -r )で確認したところ確かに異なっていた。
新規ノード
既存ノード
Nutanixのサイトから該当するAHVのISOをダウンロードし、GUIからファイルをアップロードした
https://portal.nutanix.com/page/downloads?product=ahv
拡張開始:1回目(失敗)
Expand
Clusterから拡張を開始する。
Run Checksは必須ではなかったため実施していない。
以下のように進捗が確認できる
↑最終的には失敗した。追加ノードのAHV/CVMに疎通ができなかったため、BMCで確認したらOSがStuckしていた。
リセットをかけてもAHVやCVMがきちんと起動しない状況であったため、原因は不明だが再度イメージングが必要となった。
拡張開始:2回目
再度イメージングからやり直してのリトライ。
今度はイメージングのタイミングで、AOSに同梱のAHVではなく、既存クラスタ側と同じAHVバージョンをFoundationによるイメージングの段階で適用した。
そのため、先ほどと異なりAHVバージョンの差異に起因するメッセージは出ていない。(1つ前のHost Networkingでのエラーは同様に検知された)
先ほどと異なり、Run Checksを事前に実施した。
エラーなくチェックをパスした
しばらくして問題なく増設が完了した。
少し目を離したすきにタスクが完了し、GUIがタイムアウトしていたため、Recent
Tasksから確認した。
コメント
コメントを投稿