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Nutanix Foundation for Windowsによる1ノードクラスタの作成(失敗)

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  はじめに / 本記事の概要 Foundation for Windows を用いて 1 ノードクラスタの自動構築を実施する Foundation for Windows のインストールや入力についての細かい説明は別の記事をご参照ください。   ※本記事の 1 ノードクラスタは最終的に失敗します。 利用しているプラットフォームが 1 ノードクラスタをサポートしていないためです。     利用したバージョンと環境 作業時点で最新ので Foudation 5.6.1 を利用する AOS は 6.5.5.7 を利用する ハードウェアは Dell 社の PowerEdge サーバの Nutanix 専用モデルである XC640 を利用する   事前の構成ファイル作成 以下のサイト(要ログイン)で Foundation で利用する構成ファイルを作成できる https://install.nutanix.com/     Add New から新しい構成を作成する   Foundation と同じように入力ができる   Node IP の設定   クラスタの設定 AOS の項目は何もしない(イメージング時に指定する) Hypervisor の項目も同様に何もしない(イメージング時に指定する)   IPMI の認証情報を設定したのちに、右下の Validation を実施する 確認画面   Validation 結果   最後に画面下部の Download Configuration でファイルを取得し、 Save and Exit で終了する   ノードの構成ファイルを利用したイメージング手順 前項で生成・取得した構成ファイルを利用してクラスタを自動構成する   Foundation を起動し、 Import the Configuration file から、作成したファイルを取得して読み込む。   今回は手動検知のため、 Convert to manual node で構成ファイルからノード IP の...

古いiDRACのGUIに接続する

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  概要 ブラウザのセキュリティ設定をいじって古い iDRAC に SSL 接続をできるようにする     事象 Nutanix CE をインストールするためにラボの古いマシンの iDRAC にログインをしようとしたら以下のエラーではじかれてしまった。     原因 どうやら、 iDRAC が古すぎてブラウザ側でサポートされているプロトコルと SSL/TLS のネゴシエーションが成立しなくなったようだ。 この時点では、 SSL/TLS バージョンの問題なのか暗号化方式( CIPHER )の問題なのかはわからないのでそれぞれのサポート範囲を調べた。     調査結果 たいていの場合は TLS バージョン範囲の不一致であるため、まずは TLS バージョンから調べていく。   まずはブラウザ側の SSL/TLS 対応バージョンを調べた。以下の記事によると TLS1.0/1.1 は、デフォルトで無効化となっている模様。 https://blogs.windows.com/msedgedev/2020/03/31/tls-1-0-tls-1-1-schedule-update-edge-ie11/   実際に MS Edge の Internet Option を開いて確認をした(事前に IE モードを有効化する必要がある) IE モードが有効になっている場合は、右上の 3 点リーダーアイコンからメニューを展開して、 More Tools から Internet Option を選択する。 (今となっては懐かしいウインドウが開く)   どうやら事前情報通り、デフォルトでは TLS1.2 以降が有効となっているようだ。     一方で iDRAC 側の TLS バージョン対応状況を確認する。 Windows OS 標準の Curl コマンドで TLS バージョンを指定して確認した。     どうやら、 TLS1.0 にしか対応をしていないらしい。     ブラウザ側の Internet O...